事業概要

博物館による課題解決への取組に専門家が伴走支援!

本事業は、博物館*¹ の現場に対象となる3テーマの専門的人材を派遣し伴走支援を通じて、学芸員等、博物館の専門的職員が課題解決に必要なスキルの習得を図ることを目的とした実証事業を通じて成果と課題を検証し、国内他館に横展開するための調査研究を行うものです。
本事業では、対象となる3テーマにおいて課題を抱えている(認識している)博物館に対して、各館のニーズを踏まえて事務局がマッチングした各分野の専門家を派遣します。派遣された専門家はその専門性を最大限に発揮し、主体的に課題解決に取り組む博物館への助言・指導・研修といった伴走支援を実施いたします。
本募集においては、専門的人材の伴走支援を受け入れ、実証事業の調査研究にご協力いただける博物館*¹ もしくは博物館関連団体*² を募集いたします。

*¹ 博物館、美術館、科学館、動物園、水族館等を含むあらゆる館種の施設が対象
*² 地域の博物館協会、館種別団体・ネットワーク、地域の中核館等

事業スキーム

各博物館の抱える固有の課題に最適な専門家をマッチングし、各館が取り組む課題解決への取組を伴走支援します!

  • 博物館から本事業の対象となる3テーマ(①デジタルアーカイブ、コンテンツ造成支援、知識・技術の提供 ②展示や広報発信の改善を行うための支援、知識・技術の提供 ③ファンドレイジング活動支援、知識、技術の提供)の専門家派遣申請
  • 申請内容を踏まえ、事務局が専門家をマッチング
  • 派遣された専門家による伴走支援を実施

博物館への支援

博物館関連団体への支援

期待される事業効果

専門家の知見を最大限活用することで、自分たちでは解決の難しい課題に取り組むことができます。
多くの博物館ではそれぞれの現状や課題に正面から取り組むだけのノウハウやリソースが不足しているため、取り組みたくても取り組めないケースがあるものと認識しています。そこで、博物館支援や同種支援の実績豊富な専門家を博物館に派遣し、各館の取り組みへの伴走支援を行います。

課題解決まで専門家が伴走することで、博物館側の人材育成にも寄与します

専門家の知見を最大限に活用して課題解決に取り組んだとしても、その取組が継続的なものにならなければ真の意味での課題解決とは言えません。本事業における課題解決の主役はあくまでも各博物館です。サポート役である専門家が課題解決に向けて各博物館と伴走することで、いわばOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を受けているかのように、人材育成が進むことが期待されます。

各分野の専門家による伴走支援

募集数

・博物館:30施設
 館種・規模は問いません。

・博物館関連団体等:5団体
 地域の博物館協会や館種別団体・ネットワーク、または複数の館と連携した地域の中核的な位置づけを担う館(中核館)が対象です。
 傘下の博物館に対する全体的な研修の実施や、各館における伴走支援について取りまとめを行うことを想定しています(ただし研修実施等だけでは不可)。

派遣テーマ

以下3つのテーマから、該当するもの1つ以上選択可能です。ただし、応募多数等の理由により、すべての希望に添えない場合がある点はご容赦ください。

1.デジタルアーカイブ、コンテンツ造成支援、知識・技術の提供

博物館におけるデジタルアーカイブの作成やDXに資するような整備、資料の価値や魅力を伝えるためのコンテンツ造成などに取り組む内容

2.展示や広報発信の改善を行うための支援、知識・技術の提供

観光者への対応やこれからの博物館に求められる社会的価値形成のための、楽しく理解を深めることができる展示や広報発信の改善を行う取組

3.ファンドレイジング活動支援、知識、技術の提供

多様な博物館支援を集め、博物館活動の充実に繋げるためのファンドレイジングの取組

事業期間(予定)

2024年10月中旬から2025年2月末まで

博物館等
1施設最大3日間まで派遣可(現地派遣のほか、オンラインでの支援も含みます)

博物館関連団体等
1団体最大15日間まで派遣可(現地派遣のほか、オンラインでの支援も含みます)

募集期間

2024年9月15日(日)から2024年9月29日(日)まで

派遣される専門家の人数

原則1名
申請内容によっては複数人の場合もあり

費用負担

専門家派遣に関する費用は本事業主体が負担
 (※博物館側に費用負担は生じない)

応募の流れ

事業説明会参加(任意)
参加は任意ですが、より事業内容が理解できます

応募
説明会終了後、応募フォームに必要事項を記入していただきます。(締め切りは2024年9月29日)

専門家紹介・日程調整
採択された場合には、選択いただいた派遣メニューとお悩みに合わせて、事務局が専門家をご紹介します。